学術講演会:美齊津文典先生(東北大学・教授)「気相分子イオン・クラスターイオンの異性体構造と異性化反応 - 温度可変イオン移動度質量分析による研究」

広島大学大学大学院先進理工系科学研究科 学術講演会
(日本分光学会中国四国支部広島地区講演会 共催)
2022年9月6日(火)13:30〜
(対面)広島大学理学部 E210講義室/(オンライン)Teams
講演題目:「気相分子イオン・クラスターイオンの異性体構造と異性化反応 - 温度可変イオン移動度質量分析による研究」
講師:東北大学大学院理学研究科  美齊津文典 教授
気相の分子やクラスターのイオンの構造は、主に分光学的手法を用いて正確に決定されてきた。ただ、精度は落ちるが大まかな構造情報を汎用的に得る手法として、イオン移動度分析装置が市販の質量分析装置に組み込まれるようになってきた。我々は、イオンの異性体構造や異性化反応を観測する目的で、室温から液体窒素温度まで温度可変なイオン移動度質量分析装置を開発して研究を行っている。講演では14族元素(C, Si)クラスター、遷移金属酸化物クラスター、アミノ安息香酸、クラウンエーテル錯体などの研究例を紹介する。

 

 

本講演会は,基礎化学プログラム特別講義(集中講義)「気相クラスターの構造と反応」の一環として開催されます。受講生はもちろん,それ以外の方々の講演会へのご参加を歓迎いたします。オンラインでの参加を希望される方は,以下担当教員までお気軽にご連絡ください。

 

担当教員:井口佳哉(y-inokuchi (AT) hiroshima-u.ac.jp)