学術講演会:井辺洋平先生(株式会社QunaSys・量子情報エンジニア)「量子コンピュータの現状とQunaSysの取り組み」

学術講演会

井辺洋平先生(株式会社QunaSys)に集中講義をご担当いただくこの機会に,下記題目での特別講演をお願いいたしました。
多数の皆様のご参加を歓迎いたします。

日時

2024年9月10日(火)13:00〜14:30

場所

先端研401N講義室

講師

井辺洋平先生(株式会社QunaSys・量子情報エンジニア)

演題

量子コンピュータの現状とQunaSysの取り組み

概要

量子コンピュータは量子力学の原理に基づいて計算を行うデバイスであり、スーパーコンピュータといった従来のコンピュータを超える精度・規模の計算の実現が期待されている。分子の電子波動関数の直接的なシミュレーションが可能となることで、新材料の探索や新薬の開発など、物質科学分野での応用が特に注目されている。本講演では、量子コンピュータの基本的な仕組みを簡潔に説明し、量子アルゴリズムが量子化学計算などにどのように応用できるか、そして最近の進展について紹介する。また、講演者が所属する量子計算ソフトウェア開発スタートアップ、QunaSysにおけるアルゴリズムやソフトウェアの開発への取り組みも紹介する。

世話教員・連絡先

阿部穣里 minoria(AT)hiroshima-u.ac.jp

本講演会は,集中講義の一環として開催されるものですが,
集中講義を受講されていない学生・教職員を含めた多数の皆様のご来聴を歓迎いたします。